いつもとは?/ アットローン
[ 636] Amazon.co.jp: いつも。: 青木 あざみ: 本
[引用サイト] http://www.amazon.co.jp/a??a??a??a�?-e??a?¨-a??a??a??/dp/4812432367
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[ 637] いつも感想中
[引用サイト] http://d.hatena.ne.jp/hobo_king/
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カテゴリにコメディとシリアスが並び立つというシュールな状況になってしまいましたが、まあいいか・・・。 笹倉恭也は一見普通の高校生であったが、とにかくしょっちゅう人生最大のピンチとも言えるトラブルに巻き込まれる少年だった。ちょっとした事(大抵は好意)から気がついたら山で遭難しかける、海で遭難しかける、凍死しかける、轢死しかけるなどなど・・・とにかくしょっちゅうそういう目に遭う少年だった。しかし現時点ではどっこい生きているという感じの結構根性が太い少年でもある。 そんな彼の元にしまぱんが・・・ではなかった自らを「死神」と名乗る少女が現れた。少女は自分の事を「キョウ」と名乗り、恭也の命を守りに来たのだという・・・。 死神が自分の命を守りに? という展開に殆ど付いていけない恭也だったが、彼女曰く、死ぬ予定の無い命が勝手に死ぬのは困るのだという。 鎌の替わりに怪しげな日本刀・村正宗を携えた死神・キョウと恭也のドタバタな学園生活を描くコミカル&シリアスなシリーズです。 ゲーム開発というかシナリオライターですかね? とにかくゲームの開発に携わっている人間に共通するのかなんだか分かりませんが、なんとな〜く、どことな〜く田中ロミオと同じリズムとか、同じ匂いを文章から感じますね。小技がちょこちょこ繰り出して来て、気がつくとページを捲っているという・・・。 しばらく前の田中ロミオの作品の「人類は衰退しました」の3巻でも「スペイシーなシビアさが感じられん」なんて一文がありましたが、「フリーダム」の使い方がそれになんとなく近いと思いません? 思いません? 実は序盤から中盤では主人公とヒロインより、その周囲を固めるサブキャラクター達が非常にいい味を出しています。 「ははは、嫌だな恭也、何を身構えているんだ。僕はただおまえが苦しそうだったから呼吸が楽になるようにとシャツのボタンを緩めてあげただけだ」 「だったら指這わす必要はねぇよな? まだ悪寒がやまないぞ。あと俺のデコとお前のデコがぶつかるって、直前までどういう体勢だったんだ……?」 クラス委員のしっかり者でありながら、何故か恭也と克己を監視/撮影し、気がついたらブログで「きょうやん×かつみん」などというシリーズを公開している少女・黒峰命 「大丈夫だよ。訪問者とか凄い数だし、コメントとかもいい意見ばっかりだから。こっち系じゃ有名なんだよ」 「これだけはわかっておいた方がいい。男が本当の意味で精神的安息を得られるのは男の傍だということをな」 「何言ってんのさー! なんで男女の体に違いがあるとおもってるの。お互いの凸と凹とをあわせて完璧な存在になるためなんだからー!」 ちょっと誤字脱字が目立つ感じがしたので編集と校正さんはもうちょっと頑張って欲しいところですが、サービス精神込みでこの星ということで。 本編では中盤までコメディテイストが強いですが、後半は一気にシリアス度を高めて話が展開します。おおっと驚いた〜! という感じでしょうか。私が作者ならこの展開だけは出来ないわ・・・とか思いました。 主人公とヒロインの魅力も後半からアップし出しますのでちょっと序盤「ヒロインが、弱いか・・・?」とか思っても頑張って読んでみるといい事があるんじゃないかな〜とか思います。 しかしサブキャラが良い本です。安岡くんの魂に幸あれという感じです。ところで顔は大丈夫でしょうかね? 8人の生徒達と1人の教師がは列車に揺られて山奥のとある村を目指していた。名目は課外授業であり素行の良くない生徒を拾い上げようとする学校行事の一環であるが、そのため連帯感なぞ欠片もなく往路の列車の中から全員の心はバラバラであった。 その中の一人、立花玲佳だけは特に問題児という訳でもないのにこの行事に参加していた。彼女は将来小説家を目指しており、その為の取材旅行とするつもりだったのだ。 やがて一行は山間の人気の無い村へと到着する。その村の名前は庫宇治村と言った。過疎が進んだ結果なのか若者達の姿も無く、少ない老人達が村を守っていた。 不便な山奥の村の中で噴出する生徒達の不満・・・しかし、不便さなどを超えた得体の知れない”何か”がこの村には潜んでいた・・・。 ホラーというよりはホラー味にしたミステリと言った方が良いのかな? でもホラーであるからして論理的な解決なぞ望める訳も無く、結果として中途半端なものに仕上がっている感じがします。 ただ、読んでいて「これはホラーな感じ」と思ったのは「刈り取られる者」に心情的なご都合主義が全然ないところでしょうか。コイツはいいヤツっぽいから無事、コイツは悪い奴っぽいからダメ、みたいな予測が成り立ちません。そこは良かったですね。 どういったら良いのか分からないのだけど、ライトノベルとしてはどこかしら致命的な欠陥がこの話にはあるように思う。でも一般小説としてもやっぱり中途半端かな? この作者は「夜は一緒に散歩しよ」というハードカバーの本を出している人だけど(表紙の文字が特徴的なので知っている人も多いのでは?)、少なくともそちらを読んでみたいと思わせる程のものは無かったなあ・・・。 別にそれはなんに対するものでも構わない訳ですけど、何かに執着する執念、妄念、怨念、邪念・・・まあなんでもいいですがそう言ったものがかなり欠落している感じがします。 起こっている/起こりつつある出来事は皆不気味で目を逸らしたくなるようなものばかり。でもそれだけではただグロテスクなだけで、恐怖はないんですね。グロければ怖いかというと・・・それが「NO」なのはアメリカ産のB級ホラー映画辺りがしっかりと証明済みだと思うので、これ以上改めて言及する気はありませんが。 色々と作り込まれている不気味な舞台装置はとても興味深いと言えるのだけど、舞台の上で演じる俳優達は全て今イチという感じですね。いや・・・俳優じゃなくて演出がヘタなのかな? とにかく装置に凝ったけれど、作品がそれに負けてしまっているという印象が拭えないです。 ただ、装置はとてもいいので次に期待できるところもあるかな〜という事で星が3つになっています。なんとも複雑な心境ですが。 ところで、非常に残念だったのはイラストで、一定の役割を果たしている口絵カラーはまあ許しますけど、本編内のイラストは作品の魅力をスポイルしっぱなしです。これじゃホラーもなにもあったもんじゃありません。もうちょっと絵にするところを考えて欲しいですねぇ・・・。 朽葉嶺の家は、古ぶるしい占術を扱う家系で、遥か昔より代々土地の権力者と深く結びついて一つの街・伊々田市を支配していた。 そして今、朽葉嶺の家には4人の年頃の娘が居る。美登里、亜希、奈緒、千紗都。歴史ある旧家に生まれついた事もあって色々なしきたりに通じていたりはするが、普通の少女達。 そんな朽葉嶺家では次期当主を4人の娘から選び出す儀式である「継嗣会(ひさねえ)」の日にちが迫りつつあった。奇しくも同時期に街では謎の猟奇殺人が起きていた。 そしてさらにそれらの出来事と平行するようにしてマヒルの前に現れた一人の少女・・・その名を「イタカ」と言った。スケッチブックを抱え、マヒルにしかその姿を見る事が出来ず、奇怪な行動を取り続け、さらには朽葉嶺の家を嗅ぎ回っている匂いがする少女。マヒルはイタカとの出会いを元に、血塗られた事件の渦中へと身を投じる事となる・・・。 旧家の中に残っている閉鎖的なしきたりやら伝統やらの向こう側に仄見える得体の知れない畏れを感じさせる匂いがとても良いです。もちろん、歳若い少女が幾人も出てくる事によってその古い社のような匂いは序盤では随分と薄らいでいますが、話が進んでいくうちにその匂いは赤い色を付加されて濃く匂い出します。 ホラーでは無いですが、単なるミステリでもないし、異能ものとシンプルに括ってしまったらもったいないとでも言いますかね。この雰囲気はスティーブン・キングの「IT」を読んだ時にも感じましたし、あるいはクトルゥー神話の各作品を読んだ時にも感じる「アレ」ですね。 目立って過激な行動を取るキャラクターはそう多くはないのに、それでもそれぞれのキャラクターの印象を小さな小技を積み重ねてちゃんと輪郭を整える事に成功していると言えば・・・なんとなく会っているかな? 4姉妹は似ているところが多いので、それなりに似通った印象を持ってはいますが、それでもキャラクターが立っていますね。悪くないです。 それぞれは話の中で重要な役を背負って存在している訳ですが、一つ一つの行動をとってみると今時の他のライトノベル作品と比較した場合にそれほど特徴的とは思えません。しかし、ちょこちょこと挟まれる出来事が作品全体で見た時に柔らかい、あるいは硬い印象として読了後にフワッと浮かび上がってくる感じがしますね。 大好きではないかも知れない。でも嫌いなキャラクターかと聞かれたら、そうではないと答えられる。いや「総合的に見たら好き」と答えられる、そんな感じ。断片で見たら嫌な奴かも知れないけれど、全身をゆっくり落ち着いてみると好きである事に気がつくという・・・なんとも上手い事やってくれていると思います。 マヒルの抱える名も無き秘密、イタカの抱える苦しみ、朽葉嶺の家の持つ暗部とその血塗られた匂い。どれも面白く、おどろおどろしく、そしておぞましくて・・・それらが渾然一体となって先を予想させない展開を孕んでいます。 とりあえず本屋でこの本を見かけたら表紙をしっかりと眺めた後、本をめくってみましょう。カラーイラストの一枚目に予想を裏切る一枚が待っています。それだけで読む気がグッと出るのではないでしょうか。表紙に描かれたのはイタカですが、カラーイラストの一枚目には「藤咲」と名前の書かれた微笑む少女が描かれています。イタカと同じ姿で。 え〜、今回の出版を持ちまして「紅」シリーズについて今後本が出ても購入しない事が確定しました。本当に呆れてしまいましたね・・・。 集英社スーパーダッシュ文庫そのものに対しても購入意欲が著しく低下しました。好きなシリーズはありますが、こう言う事をやらかす出版社は流石に信用できません。アニメ化の度に似たようなことをやる可能性がある訳ですし・・・。 同作者が同じ出版社から改めて別シリーズを書いたとしてももう読みません。「醜悪商法」がいつまたやってくるか分からないシリーズは流石に読む気になれませんね・・・。 13歳の少年・日比野夏彦は廃屋でトワコと名乗る不思議な少女と出会う。それは起こってはいけない運命だったのか、あるいは定められた運命だったのか。いずれにしてもトワコは夏彦と出逢い、そしてその後姿を消した・・・。しかし夏彦は、トワコに惹き付けられ、彼女を探そうとする。 この夏彦の想いが新たな出会いを呼ぶ。学校で有名な美少女の双子・真鳥依慧/織慧(まとりよりえ/おりえ)と縁が生まれ、さらには幼馴染みの相良希有(さがらきょう)も夏彦を心配して付き添った。 しかし、トワコを探そうとする彼らの前に姿を現す二人の異国人。その二人には怪しい魔術の匂いがした・・・。 前半キャラクターが出そろうまでは同じ作者の話だとは思えない所がありましたね。意識的に文字が暴走するのを抑えながら書いたんじゃないかと思いますが、非常に落ち着いた語り口で話が進みます。 その辺りはキャラクターにも強く現れておりまして、主人公の夏彦が非常に落ち着いた心の動きをする人物として書かれるせいもあるでしょう。 彼が繰り返しみる夢、ということでこの描写があるのですが、彼は生きながら死んでいるようなものです。それは生気が無い、という事ではなくて・・・まるで妖精のようにそのままそこに居る少年です。 この落ち着いた雰囲気も真鳥依慧/織慧姉妹が現れると次第に十文字節とも言えるような怒濤の言葉による波状攻撃が始まります。 この姉妹にはかなり変わったところがありまして、それについては本編で確認してもらった方が良いと思いますが、とにかく変わってます。では姉妹と希有の順でちょっと順番に見ますが・・・。 「オレには大事なものが三つあってな。一番は織慧だ。二番目はオレ自身。それから、三番目はオレや織慧が気に入ったやつだ。他はどうでもいい。クソ喰らえだ」 が・・・その後色々あってかなり可愛いところを見せてくれます。本当は引用したい文章が他にも沢山ある少女なのですが、もったいないので止めておきましょう。強いて言えばツンデレ系? ですが、ちょっと癖のあるツンデレですかね? ちなみに上の二人と(主に)依慧と衝突する事になる希有は重度の猫マニアであって、「猫占い」という必殺技を現時点でも持っています。将来の夢は、 というかここで紹介した3人の(美)少女たちは皆変人ですが、いずれも可愛らしいところのある魅力的な少女ですね。 とにかく主人公の夏彦がボケですが、それでも本人は至って真面目でかつ特殊な人格をしているためコメディ方向にずれていきません。ボケですが真っ直ぐに目的に向かって邁進する夏彦はもの凄く危うい主人公で、彼と親しい(親しくなる)少女たちじゃなくても放っておけない存在です。 そして特筆すべきはその視点の特殊さでしょうか。彼は人と違う物の見方をしています。それは一体どういう素質によるものなのかはっきりとはまだ分かりませんが・・・強いて言えば「求めていないから」でしょうか。 トワコとは一体何者なのか? というところを基本にして大人しめの展開で、次の2巻ではどうなるのかな〜なんて思いながら生暖かく読んでいると、ラストシーンでひっくり返されて続きが読みたくて仕方がなくなります。一体、一体何が起こったんですか!? という疑問で頭がいっぱいになって今晩眠れません。早く2巻が読みたいです。 しかし、そうは言っても時々物語の展開とか登場人物の運命に容赦というものをしない十文字青ですから、次の展開次第ではひょっとして放り出したくなる可能性もありますけど・・・多分読んでしまうんだろうなあ・・・という予感が今からひしひしとしますね。うーん、気になる作品がまた一つ出てしまった・・・。 |
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