配当とは？/ プロミス
[ 369] ＜第５７回＞配当の権利について : 株式投資入門 : 投資講座 : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
[引用サイト] http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/s_guide/sg050316.htm
|
前回は、キャッシュフローについて勉強し、お金の流れややりくりの難しさをつかんだ貯金ブタさん。その努力が実ってか、なにやらいいことがあったようですが・・。 なんだかキミが先生みたいだね。＜その１０ 配当について＞でも学んだように、３月決算会社が配当を実施する場合は、３月決算期末時点の株主に対して「配当金を受け取る権利」が与えられるんだったね。 正解！実はそれを利用するのさ。配当の権利さえもらってしまえば、その後に株を売ってしまっても配当金は手に入るんだよね？ そこは注意が必要なんだ。実際は、買売の成立から株券の受け渡しまでの期間などがあるから、株主権利確定日の４営業日前になるんだ。 今年だと、３月２５日が「権利付き最終買売日」ということになる。翌営業日はもう権利がなくなるので「権利落ち日」や「配当落ち日」などというんだ。 これでもう完璧だ。あとは、３月２５日までに配当利回りの高い株を買って、配当の権利だけもらって翌日すぐ売ってしまうだけさ。そうすれば、買売手数料の分を引いても配当金の分だけ浮くから確実に儲けられるよ。これでもうお金持ち！はやくお金をかき集めないと！ もちろん、そうやって買った時とそう変わらない値段ですぐに売ることができたら、配当の分だけ利益がでる。けれど、翌日に配当の権利がなくなったとたん株価が落ちる事だってあるんだよ。受け取る配当金よりも大きく株価が下がってしまえば結局損してしまうよ。 よくある「特典付きキャンペーン」と似たようなものさ。キャンペーン期間の終了が近づくにつれて駆け込み需要がでたり、キャンペーンの終了と同時に誰も買わなくなってしまうことがある。 同じように、高い配当利回りを目当てに直前になって株が買われたり、「権利落ち」と同時に株価が大きく下落したりなんてこともある。特に、流動性が低く日々の出来高が少ないような銘柄は、配当目当ての買売の影響を受けて株価が変動しやすいから注意が必要だよ。 実際に今年の２月末も「高い配当利回り」や「魅力的な株主優待」を実施している２月決算会社の中には、配当や株主優待の権利がなくなったとたん（権利付き最終買売日の翌日）に株価が大きく下げたところもあったんだ。チャートの中の矢印を見てごらん、権利落ちの日にガクンと落ちているのがわかる。 高い配当利回りを狙うといっても、毎年配当を受け取ることでのトータルの利益をみないとね。たった１度きりの配当や株主優待だけを目当てに短期買売すると、こういった事も起きるということを忘れないでね。 |
プロミスのサイトです。
