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[ 31] 人気支えるジンベエザメ、細心の飼育…沖縄美ら海水族館 : ルポルタージュ : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
[引用サイト]  http://kyushu.yomiuri.co.jp/magazine/rupo/0712/ru_712_071213.htm

沖縄観光のメーンスポットとなった「沖縄美(ちゅ)ら海水族館」(沖縄県本部町)。2002年11月のオープン以来、入場者数は右肩上がりに増え続け、今年度は300万人を超える勢いだ。その人気を支えている3匹のジンベエザメの魅力と飼育の舞台裏などを取材した。
11月下旬。平日というのに館内は家族連れであふれていた。入り口からしばらく進むと「黒潮の海」と呼ばれる大水槽が目の前に広がる。高さ8・2メートル、幅22・5メートルのアクリルガラス(厚さ60センチ)の向こうには、様々な魚たちが泳ぐ。美しい光景に見とれていると、頭上を黒い影がよぎった。
成長すれば、全長10メートルを超すジンベエザメ。3匹同時の飼育は改装前から想定しており、水槽は長さ35メートル、幅27メートルにした。水面の餌を垂直に立った状態で食べる本来の生態を見てもらおうと、深さは10メートルを確保。容量は、日本最大の7500立方メートルに及ぶ。
立った状態の食事は、午後3時と5時の2回、ショーとして見ることができる。始まりを告げるアナウンスに、アクリルガラス前には人だかりができた。
飼育員たちが水槽の上から、3匹が同じ場所に集中しないよう水面をたたいて誘導。オキアミやサクラエビなどを投げ入れると、中央に陣取ったジンタの巨体が徐々に傾く。1メートルはある横長の口の中に大量の餌が吸い込まれると、「ホントに立ってる!」と子どもたちから歓声が上がった。前川さんは「日本でここしか見られない貴重な光景です」と誇らしげだ。
人気のジンベエザメだが、その生態はほとんど分かっていない。主に熱帯や亜熱帯の海に生息。魚類では世界最大で、全長14メートルのものが捕獲されたことも。濃い灰色の体に白い斑点の甚平模様があることから、その名が付いた。性格は穏やかで、小魚やプランクトンなどを食べるという。
1975年の沖縄国際海洋博覧会で日本の出展施設として開館した前身の旧水族館が80年、定置網にかかった1匹を世界に先駆けて飼育した。だが、餌を食べなかったため、10日後に死亡。81年に捕獲された1匹も、1100立方メートルしかなかった水槽内で擦り傷を負って、70日後に命を落とした。
その後、水槽の壁面に擦り傷防止用シートを張るなどの試行錯誤を経て、600日を超す長期飼育や複数飼育にも世界で初めて成功した。健康管理に対する飼育員たちの地道な努力は続き、最近は血液検査による科学的な体調管理に加え、排便の状態を日誌に書き留めるなどしてわずかな異変にも注意を払っている。
ショーの際、特別に水槽の上に立たせてもらい、飼育員たちが様子を細かくチェックするのを目の当たりにした。
飼育歴12年のベテラン、真栄田賢さん(32)に餌やりの注意点を聞くと、「口の開け方一つにしても、いつもと違うところがないか注意を払っています」と意外な答え。「立食」させるコツを尋ねたつもりが、最も気にしているのは健康状態の把握だった。魚類担当の飼育員は総勢37人で、すべての生物に対して同じ姿勢で臨んでいるという。
水族館では来年から、「究極の目的」と位置付けたプロジェクトをスタートさせる。世界初のジンベエザメの人工繁殖。6月に沖縄県読谷村で定置網にかかり、水族館沖のいけすで慣らしたメス(体長5・2メートル)を「黒潮の海」に放つ。これまでも、メス1匹を飼ったことがあるが、2004年に原因不明の病で急死。メスの“同居”は3年半ぶりとなる。
ジンベエザメは全長8〜9メートルで性的に成熟するとされる。04年当時、ジンタはまだ幼かったが、成熟は間近とみられる。今回、水槽に入れるメスは幼く、10年以上の長期的な取り組みになりそうだが、飼育員たちの期待は早くも高まっている。
「黒潮の海」責任飼育員の仲里美之さん(49)は「成長したジンタがメスにどんな反応を見せるか。追い回さないかという不安もあるが、楽しみ」と話す。今後、成熟した別のメスが捕獲される可能性もあり、その場合の“予行演習”にもなりそうだ。
大きな水槽に海を再現し、その中で捕獲した生物を披露する水族館。ジンベエザメの繁殖を例に、前川さんは「できるだけ多くの種類で人工繁殖ができれば、捕獲せずに済む。種の保存にも貢献できる」と強調。内田詮三館長(72)は「生物は住環境がよくないと繁殖しない。繁殖は水族館の質を測る尺度になる」と言う。
新たな飛躍への意欲をみせる2人の言葉に、「美ら海水族館」はいつまでも来館者を魅了し続けると確信した。
旧水族館の老朽化に伴い、国が総工費約170億円で改装。財団法人「海洋博覧会記念公園管理財団」が運営している。独特の生態系を持つ沖縄の海を再現しようと、「サンゴ」「黒潮」「深層」の三つの水槽を備え、740種約2万1000匹を飼育。最大の「黒潮」では通称・マンタと呼ばれる4匹のオニイトマキエイも人気だ。今年は、人工尾びれのイルカ・フジの物語が映画化されるなどの話題もあった。

 

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