死んとは?/ プロミス
[ 132] Microsoft is Dead 日本語訳
[引用サイト] http://www.yamdas.org/column/technique/microsoftj.html
数日前、私は突然マイクロソフトが死んだのを実感した。私は若いスタートアップの創業者に、Google が Yahoo とどう違うのかということについて話をしていた。私は、Yahoo がマイクロソフトを恐れたためにスタート地点から逸れてしまったと言った。それこそが、Yahoo が自分たちのことをテクノロジー企業でなく「メディア企業」だと位置づけた理由である。そしてその創業者の顔を見て、彼が私の話が分かっていないのに気づいた。まるで80年代半ばに女の子達がどれだけバリー・マニロウを好きだったか話したようだった。バリーって誰よ? みたいな。 マイクロソフトだって? 彼は何も言わなかったが、誰もマイクロソフトなど恐れていないと彼が本心で思っていたのが私には分かった。 マイクロソフトは80年代後半からおよそ20年にわたり、ソフトウェアの世界に影を落してきた。マイクロソフトの前には IBM がそうだったと言える。私はこの影をほとんど無視した。私はマイクロソフトのソフトウェアを決して使わなかったので、間接的にしか影響を受けなかった――例えば、ボットネットからスパムをもらうとか。つまり私はマイクロソフトに注意を払ってなかったので、その影が消え失せたのに気づかなかったのだ。 しかし、今ではその影はなくなった。私にはそれが分かる。誰ももはやマイクロソフトを恐れてすらいない。彼らは今でも大金を生み出してる――その点に関していえば、IBM も同じだ。でも、彼らは危険な存在ではない。 マイクロソフトはいつ死んだのか、そしてその原因は何? 思うに彼らは2001年後半までは危険な存在だった。だから私は、彼らが思われてるより危険ではないということについてエッセイ(訳注:日本語訳)を書いた。彼らは2005年までに死んだと私は推測する。我々が Y Combinator を始めたとき、私は自分たちが投資するスタートアップの競争相手としてマイクロソフトを恐れていなかったと思う。実際、我々は投資家にスタートアップのお披露目をするデモにマイクロソフトを招待したことさえない。我々は Yahoo や Google やその他のインターネット企業を数社招待したが、わざわざマイクロソフトを招くことはなかった。マイクロソフトの誰も我々に電子メールを寄越しさえしなかったし。彼らは別世界にいるのだ。 何がマイクロソフトを殺したのだろう? 思うに要因が四つあって、そのどれも2000年代中盤に同時に起こったものだ。 Gmail は、後に「Ajax」と呼ばれるになったものを利用すれば、ウェブベースのソフトウェアでどれだけのことができるかも示した。そしてそれこそが、マイクロソフトの死の二番目の要因となった。デスクトップが死んだことは皆分かっている。アプリケーションがウェブを主戦場とすることは今では避けられないように見える――それは電子メールだけではなく、Photoshop にいたるまですべてに言えることだ。マイクロソフトですら今はそう見ている。 マイクロソフトの死の三番目の要因は、ブロードバンドインターネットである。今ではそうしたい人は誰でも高速インタネットアクセスを得られる。それにサーバとのパイプが太くなればなるほど、デスクトップの必要性は低くなる。 それにもちろん、Apple は音楽に関してもマイクロソフトに追われる立場だし、テレビや電話に関してもそうなろうとしている。 私としては、マイクロソフトが死んで嬉しい。彼らはネロやコンモドゥス(訳注:いずれも暴君として知られるローマ皇帝)のようだった――継承された権力だけがなしえる邪悪な存在である。彼らはそれを IBM から受け継いだ。ソフトウェアビジネスは、1950年代中盤ぐらいから2005年ぐらいまで独占に覆われてきた。「Web 2.0」というのが言われる理由の一つに、意識しているかどうかに関わらず、この独占時代がようやく終わるかもしれないという感覚にまつわる幸福感の空気がある。 もちろんのこと、私はハッカーとして、壊れているものがどのように修復できるかということについて考えずにいられない。マイクロソフトがカムバックできる方法が何かあるだろうか? 原理的にはイエスだ。その方法を考えるために、以下の二つを考えていただきたい。(a) マイクロソフトが現在手持ちの現金の量、そして (b) 10年前、Google のアイデアを100万ドルで売り込もうとあらゆる検索エンジンを廻り、皆にはねつけられたラリーとセルゲイ。 驚くべき事実は、卓越したハッカー――危険なほど卓越したハッカー――は、マイクロソフトぐらいリッチな企業の基準にあてはめると非常にお安く雇えること。つまり、もう一度競争者になりたければ、マイクロソフトがそれを可能にする方法は以下の通り。 マイクロソフトは決して実行しないだろうから、私はこれを安心して提案できる。マイクロソフトの最大の弱みは、自分たちがどれだけダメか未だに分かっていないことだ。彼らは今でも、自分たちが社内でソフトウェアを書けると考えている。デスクトップの世界の基準でなら書けるだろう。でも、その世界は数年前に終わってしまったんだ。 このエッセイにどういう反応があるか、私にはもう分かっている。読者の半数は、マイクロソフトは今でも桁外れの利益をあげる企業であり、少数の人間が偏狭でちっぽけな「Web 2.0」バブルの中で考えることを基に結論づけるのにもっと注意すべきだと言うだろう。読者のもう半分、若い方半分は、そんな話は古いと文句を言うだろう。 [1] ソフトウェアを非互換性にするのに意識して努力する必要はない。バグの修正に一生懸命にならなければよいだけだ――大企業だと、おびただしい量のバグを作りこむものである。この状況は、インチキ文学評論家の書くものに極めてよく似ている。彼らの大半はあいまいであろうとしているわけではない。そうでなく、はっきりさせる努力をしないだけなのだ。そうする価値がないというわけだ。 [2] その理由の一つは、スティーブ・ジョブズがジョン・スカリーによって、テクノロジー企業では珍しい形で追い出されたことにある。もし Apple の重役会がその大失敗をしてなければ、立ち直る必要もなかったのだから。 |
[ 133] Amazon.co.jp: オタクはすでに死んでいる (新潮新書 258): 岡田斗司夫: 本
[引用サイト] http://www.amazon.co.jp/a?aa??a? ̄a? ̄a??a?§a?≪a-≫a??a?§a??a??-a?°a?Ra?°a?,-258-a2!c?°a??a?,a?≪/dp/4106102587
対象商品であれば、購入金額にかかわらず、配送料が無料になります。つまり、無料配送サービスの最低購入金額(1,500円)を意識せずに、お買い物をお楽しみいただけます プライム会員は、対象商品の購入の全てについて、通常配送又はお急ぎ便配送を無料(本規約中のその他の制限や条件にご留意ください)で受けることができます。但し、これらの配送オプションは、当サイトの在庫状況、注文期限及び一部については発送地域により限定されます。プライム会員は、同一の住居(同一住所)に住む家族を2人まで追加費用なしで家族会員としてプライムに加入させることができます。(20歳未満の会員は、その親権者又は後見人の関与なしにAmazon.co.jpのサイトを利用することはできません。)プライム会員は、いつでも家族会員の変更又は退会をさせることができます。家族会員は、プライム会員が会員を辞めた場合又はプライム会員により退会させられた場合には、自動的に家族会員の地位を失います。プライムは、法人利用、又は営利目的、業務目的若しくは再販売目的のお客様にはご利用頂けません。 プライムの対象は、Amazon.co.jpがwww.amazon.co.jp上で販売する特定の商品で、沖縄及び一部離島を除く日本国内を発送先とするものに限られます。当サイトは、都度当サイトの判断により、例えば設置が必要となる大型商品又は重量商品、危険物として規制されている商品その他発送に関して特別な配慮が必要な商品を、プライム対象外商品とすることができます。また、第三者により、又はAmazonマーケットプレイスなどの第三者販売プログラムを通じて販売される商品は、プライムの対象ではありません。なお、プライムの対象商品である場合には、当サイトのウェブサイト上に、それが明示されます。 お客様は、プライム会員に登録し、プライムを利用するために、Amazon.co.jpのアカウントを取得しなければなりません。当サイトは、当サイトの判断により会員登録を受入れ又は拒絶する権利を有しています。お客様は、上述の家族会員によるプライムの利用方法を除いては、自己の会員資格又はその特典を譲渡又は移転することはできません。プライム対象商品であっても、場合により注文や取扱いに関する料金又は税金がかかる場合があります。支払い方法が代金引換の場合は、別途代引手数料が請求されます。もし、お客様が注文する商品の一部がプライムの対象商品ではない場合には、お客様はかかるプライム対象外商品について所定の配送料を支払うことになります。また、注文の変更やとりまとめ、送付先、配達時期又は配達方法の変更は、プライムの適用について影響を与えることがあります。以下の点に注意して下さい。 通常配送及びお急ぎ便配送オプションは、お客様への配達予定日を決定するためのものです(これらのオプションは、商品の入手可能性や当サイトの発送予定日を反映するものではありません。)。 当サイトは、当サイトの判断において、陸路又は空路から発送することができます(これらのオプションは、運送方法の指定サービスとは異なります。)。 プライムの年会費は、3900円です。この年会費は、以下に明示的に規定する場合を除き、払戻しされません。翌年についてのプライム会員登録の更新前に、お客様が退会したい旨を当サイトに通知しない場合には、お客様の会員登録は自動的に更新され、お客様への通知なくして、当サイトは、お客様が登録された支払い方法に基づき、その時点で適用される年会費及び税金の支払を受けることができます。 Amazonプライムの会員は、会員登録後、サービスを共有できる家族の方も含め、一度もサービスを利用されていない場合は、キャンセルすることができ年会費の払い戻しを受けることもできます。 当サイトは、お客様に対し様々なプライム無料体験その他の会員の募集をすることがあります。無料体験会員は、当該会員募集の際に特別に規定されたものを除き、本規約の条件に従うものとします。無料体験会員はいつでも、無料体験期間の終了の際に、Amazon.co.jpのアカウントサービスを通して年会費を負担するプライムの会員登録をしないという選択をすることが可能です。 当サイトは、当サイトの判断により、お客様に何らの通知なくして、本規約、Amazon.co.jpの利用規約やプライバシー規約又はプライム会員に関する事項について変更することができます。しかしながら、年会費の増額については、会員登録を更新するまでは適用されません。また、当サイトが通常配送、お急ぎ便配送オプションの配送を有料としたり料金を値上げする場合、又は当サイトが、お客様が加入させることができる家族会員の人数を減らす場合には、その変更が生じる少なくとも30日前にEメールによりお客様にその旨を通知します。もしお客様がこれらの変更の実施前に退会される場合には、当サイトは、残りのプライム会員期間(但し、一ヶ月単位で残っている期間に限る)を基準に、年会費の割合的払い戻しをします。この払戻オプションは、当サイトが行なうその他の変更には適用されません。万が一、これらの変更が違法、無効又は何らかの理由により強制力がないと判断された場合でも、これにより、その他の有効かつ強制力のある変更又は条件は影響を受けることはありません。当サイトが本規約等を変更した後に、お客様がプライム会員登録を継続する場合には、お客様はその変更に同意したものと見なします。もしお客様がかかる変更に同意しない場合には、お客様はプライムを退会しなければなりません。 当サイトは、当サイトの判断により、お客様に通知なくして、プライム会員登録を解除することができます。もし当サイトが解除を行う場合には、当サイトは、残りのプライム会員期間(但し、一ヶ月単位で残っている期間に限る)を基準に、年会費の割合的払い戻しをします。しかしながら、当サイトが、お客様の行為が本規約又は法律違反、会員特典の詐取又は悪用並びに当サイト又は他の会員の利益を害するものと判断し解除する場合には、年会費の割合的払戻しはいたしません。当サイトがお客様に対して本規約の各規定を厳格に遵守するように要求しなかったとしても、それは当サイトの権利の放棄を意味するものではありません。 Amazon.co.jpの利用規約中の責任の限定及び免責に加えて、当サイト若しくはその取締役、役員、従業員、代理人若しくはその他代表者は、プライムに起因若しくは関連する直接的、間接的、特別、偶発的、必然的又は懲戒的な損害賠償又はその他の損害賠償について責任を負いません。当サイトの契約上、保証上、不法行為法上(不作為も含む)又はその他の責任限度額は、お客様が支払った直近の年会費を上限とします。 これらの免責及び責任の限定は、法律上許容される限度において適用され、退会又は解除によりその効力は失われません。お住まいの国や地域によっては、法律により、特定の損害について免責又は責任限定が許されません。もしこれらの法律がお客様に適用される場合には、上記の免責又は責任の限定の規定の全部又は一部は適用されず、お客様は上記規定に関係なく損害賠償請求ができます。 下のボタンをクリックして今すぐお申し込みいただけます。お申し込み完了後、この注文に新しい配送料が適用されます。今回お申し込みされない場合でも、申し込みページからいつでもAmazonプライムの会員登録ができます。 後でお申し込みされる場合は、この注文にAmazonプライムのサービスは適用されませんのでご了承ください。 支払い情報は最新のものですか? 指定したクレジットカード番号や有効期限を更新する必要がないか、必要に応じて確認してください。 配送方法はお急ぎ便ですか? 商品詳細ページの右側にある通常の1-Clickボタンを使用する場合は、お届け先への配送方法を確認してください。Amazonプライムのサービスを便利にご使用いただくには、配送方法を通常配送からお急ぎ便に変更する必要があります。 1-Click機能を利用して注文するのではなく、ショッピングカートを使用して注文する場合は、ショッピングカートに商品を入れて通常どおりレジに進んでください。「注文内容」ページには、以下が表示されます。 できるだけ早くお届けするように、商品は初期設定で「準備ができ次第発送」されるように設定されます。追加料金は発生しません。 家族に登録案内をおくるには、名前、続柄、Eメールアドレス、誕生日をそれぞれのフィールドに入力して、「登録案内を送る」をクリックします。入力したEメールアドレス宛てに、Eメールが自動的に送信されます。登録案内を受け取られたご家族の方はEメールの中にあるリンクをクリックし、サイト上にて登録手続きを完了してください。なお、登録案内を送ったお客様の誕生日を入力する必要がありますのでご注意ください。 家族会員を削除するには:削除する家族名の横にある「削除」ボタンをクリックします。削除された家族会員には、お知らせEメールが自動的に送信されます。 お急ぎ便は、日本国内への発送のみにご利用いただけます(一部地域を除く)。お急ぎ便対象外の商品については、通常配送をご利用いただけます。 このサービスは、法人アカウントをお使いの方、業務目的で商品を購入する方、再販目的で商品を購入する方はご利用いただけませんのでご了承ください。 Amazonプライムのサービス対象商品がご注文の一部に含まれる場合には、対象外の商品には該当する送料が請求されます。 商品は陸路または空路を使用して発送されます。このオプションは配送業者指定の配送サービスとは対応しません。 Amazonプライムの会員は、会員登録後、サービスを共有できる家族の方も含め、一度もサービスを利用されていない場合は、キャンセルすることができ年会費の払い戻しを受けることもできます。 会員登録は、毎年自動的に更新されるように設定されています。「アカウントサービス」から会員ページにアクセスすれば、自動更新しないように設定したり、更新時に支払い方法を変更することもできます。 下のボタンをクリックすると、上記の商品をショッピングカートに入れるとともに、年会費¥ 3,900でAmazonプライムの会員登録の手続きができます。年度の年会費、¥3900 は、お客様が選択したクレジットカードに請求させていただきます。また、お客様がAmazonプライムの会員登録を更新し続ける場合は、毎年、このクレジットカードに請求させていただくことになります。会員登録は、「アカウントサービス」でいつでもキャンセルすることができます。会員登録をキャンセルすると、次年度の年会費は、クレジットカードに請求されません。また、Amazonプライムの特典を一度も使っていない場合、会員登録をキャンセルし、年会費の全額返金を受けることができます。有効期限切れなど、なんらかの理由によりご指定のカードが使用できない場合、アカウントサービスに登録してある別のクレジットカードを選択させていただきます。 下のボタンをクリックすると、会員規約に同意したことになり、登録されているクレジットカードに年会費を請求します。 今から以内にレジに進み、「お急ぎ便」オプション(有料)を選択して注文を確定されたご注文が対象です。 詳しくはこちら テレビの企画で、いまどきのオタクたちに対面した著者が覚えた奇妙な違和感。そこから導き出された結論は「オタクはすでに死んでいる」だった。。小さな違和感から始まった思索の旅はやがて社会全体の病にまで辿り着く。自由自在に飛び跳ねる思考の離れ業のダイナミズムを堪能出来る一冊。 約2年前のイベント「オタク・イズ・デッド」で著者が語った内容を基にした書下ろしです。(その時々で一般的に)「おたく」と呼ばれる(あるいは自認する)人々の姿を描きながら、「おたく」という日本語の「概念」の誕生と変容とその死を紹介しています。 でも、本書で著者が指摘したいのはいわゆる「おたく」の姿ではありません。世間的に「おたく」とみなされる(あるいは「おたくである」と自称する)ような、自己の嗜好に忠実な人々にすら、著者がこれまでに見た事が無い人が増えていること、それはより多くの(オタクではない)人はそれ以上に変容しているということ、をP170で岩村暢子さんの著著(私もこの本には鳥肌が立ちました)を引用しつつ訴えています。 そのような(とりあえず、著者が語っている対象は日本の)社会に対して、個人としてどう幸せを追及していくのか、が結論となります。 タイトルに「オタク」と入っている時点で間口は狭くなりかねませんが、本書は「世界征服は可能か?」(これは先に書いたイベントの後、約1年前のイベントの内容が基だそうです)「いつまでもデブと思うなよ」に続く、「オタク・イズ・デッド」3部作の完結編ではないでしょうか。推測に過ぎませんが、著者は本当は「オタクは終わった」事が認知されていて欲しかったのかもしれません。しかし、「世界征服は可能か?」のレビューを見ていて「オタクって○○だと思っていたけど××もいるんだ」(ということは、「オタクは終わった」という主張も世間には通じていないのではなかろうか?)と思い、改めて本書を出版する事にしたのかな、等と考えてしまいました。 そして、本書のレビューを誰よりも速く書きたい、と考えた私のような人種も、また死にゆく「おたく」民族なのでしょう。 「オタクって何?」という疑問をオタキング(岡田斗司夫 氏)の視点による分析で簡潔に著してあります。 オタクではない自分が漠然と思っていたオタクの世界の断片を興味深く知ることが出来ました。 なるほど「オタク」といっても世代別に階層化されていてその相互間のコミュニケーションは世代が進むにつれて希薄化しているんですね (人によっては 「それは違う」 という部分もあるとは思いますが)。 自分が漠然と描いていたオタク(この本で言うところの第一・二世代)はある意味で研究者的な(とにかく自分で調べ、考えたり、作ったりもする)人たちでした。 けれどそれが今のオタクの場合は見事なくらいにお客様(出来たものを手に入れる消費者)的な人に変わりつつあるようです。 話としてはオタクの 「世代」 の話だけれど、現在の社会としては今という 「時代」 の話のような気もしてきます(今の社会には「相互コミュニケーション不足」や「相手を徹底的に批判(論駁)する」、そんな雰囲気を年齢層にかかわらずあるように感じます)。 なにはともあれ、個人的にはなかなか楽しめた1冊でした。 本書を面白く読めるか、入りにくく感じるか、試金石になるのは、第6章である。 「SFは死んだ」と題されたこの章を目次で見て、私の場合は、本書を買いだと 思いました。そう、アメリカにおいて50年代を黄金時代としてもち、日本にお いては創成期の60年代、浸透と拡散の70年代を歴史として持つSFこそが、 オタクを歴史的に捉える絶好の補助線なのです。 この文脈に乗れる人には、わが意を得たりで大変面白い読み物です。 こんな風に80年代を回顧するようになるなんて、あの頃には想像もつきません でした。 単純に蒙を開かれるのは、第5章「萌えの起源」の『少年マガジンの変遷と 日本人の変化』という記述です。そうですね、きっと外国人目線で日本のキオスク を見たら、本当に驚くでしょうね。 とにかく第6章には同感でした。星5つ。 ※ 「この商品について語る」では、「この商品について語る」ガイドライン等に基づき、評価の高低等にかかわらず、お客様の自由な投稿を掲載しています。商品のご購入の際はお客様自身でご判断下さい。 製品詳細ページやサーチ結果を表示した後、興味のあるページに戻る簡単な方法についてはここを参照してください。右の列には、ショッピングセッションのお役立ち情報が表示されます。 |
プロミスのサイトです。