再編とは?/ プロミス
[ 393] 黒船「NTT」が引き起こすCATV再編劇:ITpro
[引用サイト] http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20061113/253548/
宝の持ち腐れ――。CATV事業者が持つ光ファイバ/同軸ケーブル網を考えるたびに,記者が感じてきたことだ。物理的な通信容量では,ADSLをはるかに上回り,FTTHにも匹敵する。数百チャネルという放送を流せるインフラである。リッチな網を持ちながら,CATV事業者は,そのポテンシャルを生かしたサービスを積極的には展開してこなかった。 その最たる例が,インターネット接続サービスだ。1998年ころ,日本でもケーブルモデムを使ったインターネット接続サービスが始まった。当時,家庭で利用できる最高速のインターネット接続回線はISDNのみ。Mビット/秒クラスのサービスを提供できたのはCATV事業者だけだった。積極策に打って出れば,ブロードバンド回線の主役に躍り出られたはずだ。ところが,東急ケーブルテレビジョン(現イッツ・コミュニケーションズ)など一部の事業者が接続サービスを始めたものの,その他多くは及び腰。その後,数年してADSLサービスが登場し,ブロードバンド回線の主役の座を一気に奪われてしまった。 CATV事業者がこのようなのんびりした経営を行ってこれたのも,本丸である「多チャンネル放送」で競争がなかったからだ。CATV事業者は基本的に市区町村の行政単位ごとに作られている。隣の陣地に飛び込んで客を奪い合うといったことせずとも,じっくり腰を据え,ユーザーを徐々に増やすだけで経営が成り立っていた。さらに,ゆっくりとではあるが,電話サービスを提供することで,NTT東西地域会社が入り込めないように家庭を囲い込むことも考え始めていた。 ところがそんなCATV事業者にも,ついに競争の荒波が襲ってきた。東西NTTが本格的に多チャンネル放送に攻め込んできたのだ。 CATV事業者にとってはたまったものではない。これまではトリプルプレイの展開を進めるCATV事業者は,放送を強みにしてきた。また,インターネットと電話は通信事業者,多チャンネルはCATV事業者と住み分けることもできた。FTTH回線だけでこれらすべてのサービスが完結してしまえば,CATV事業者の出る幕がなくなる可能性がある。しかも,NTTの光ファイバを引き込まれてサービスを受けているユーザーを説得して,CATV事業者の同軸ケーブルにしてもらうのは至難の業。既に都市部のマンションでは,多チャンネル・サービスも含めてすべて光ファイバで統一し,CATV事業者が締め出されるケースが多発している。 では,CATV事業者はどうすればよいのか。通信事業者と多チャンネル・サービスで激突する時代をにらんで事業展開をしてきたのが,CATV統括運営会社のジュピターテレコム(J:COM)だ。従来からトリプルプレイ事業者を標榜し,自社で電話サービスを提供するとともに,買収により都市部のCATV事業者を傘下に収めつつある。 CATV網争奪合戦を尻目に,東西NTTは光ファイバのユーザーを着実に増やしつつある。下手をすれば,NTT以外がCATVという閉じた世界で勢力争いをしている間に,勝負が決してしまう可能性も否定できない。こうしたシナリオにならないためには,対NTTを軸にCATVが大連合を組むしかないのではないだろうか。 製品&サービス・ディレクトリ業務アプリケーション設計開発OS/DB/ミドルウエアサーバー/ストレージ |著作権・リンクについて|個人情報保護方針/ネットにおける情報収集/個人情報の共同利用について|サイトマップ| |
[ 394] 2007年アキバ総括 電気街編:移転・閉店・再編――激動の“アキバ2007”を振り返る (1/2) - ITmedia +D PC USER
[引用サイト] http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0712/31/news006.html
個性的なショップが次々に消える現状に、あるショップの店長は「寂しいけれど、PCパーツショップは淘汰の時代に入っています。戦略を間違えると後戻りできなくなる。我々はとにかく生き残る道を探していくしかないんです」と複雑な表情で語る。 現在営業を続けている複数のショップに“生き残る術”を聞いて回ったところ、返ってきた回答は大きく2つに分かれた。「大きなダメージを受けないように規模を小さくして、得意分野を伸ばしていくこと」と、「スケールメリットが活かせる巨大な母体を維持するため、徹底的に店舗を合理化すること」だ。 前者の好例はUSER'S SIDE秋葉原本店だ。以前から強かったゲーム系デバイスの品ぞろえを充実させ、3月からはソフトの取り扱いも本格的に始めた。「いままでソフトを置かなかったのが不自然だったかも。PCゲームの本場、アメリカに支社があるので、最新の人気ゲームが入手できますよ」(同ショップ)と語る。 一方、後者の作戦を取ったショップは、2007年後半に大規模な店舗再編を果たしている。その代表例はソフマップだ。「ソフマップ秋葉原本館」を軸に、既存の周辺系列店14店舗で構成する「ソフマップタウン」を9月に始動させた。偶然にもLAOX ザ・コンピュータ館の閉店とタイミングが重なったため、街のランドマークとしての機能もソフマップ秋葉原本館がそのまま譲り受けた格好となった。 老舗家電量販店の石丸電気もアキバにある全11店舗をリニューアルし、10月末にグランドオープンを果たした。ワンストップで家電全般がそろう「秋葉原本店」を中心に、PCや家電など各分野の専門店を周囲に配置する。グランドオープンに際して、同店は「アキバの家電ショップは最近元気がないので、我々が盛り上げていこうと思います」と熱く語っていた。 また、PCパーツショップとしては、フェイスグループの再編に注目したい。石丸電気と同時期の10月に「本社から突然リニューアルの指示が出ました。寝耳に水です」とのことで、店員さんは通常営業をこなしながら、合間をぬって在庫を移動させていた。そして、従来のフェイス 秋葉原本店が「フェイス カスタム館」に、PC-Success本店の跡地に入ったフェイス アキバ店が「フェイス パーツ館」に、じゃんじゃん亭が「フェイス PC館」にリニューアル。「カスタムマシンや液晶をお求めならカスタム館、PCパーツならパーツ館、即納PCはPC館にお越しください」(同ショップ)と、グループ内ですみ分けができていた。 9月に再スタートを切ったソフマップ。青い看板が目印だ(写真=左)。10月にグランドオープンした石丸電気。こちらは赤の看板が目立つ(写真=中央)。10月に大急ぎでリニューアルしたフェイスグループ(写真=右) |
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