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本年とは?/ アイフル

[ 618] Saruhashi 猿橋賞 本年の受賞者
[引用サイト]  http://www.saruhashi.net/latest.html

いまや私たちの生活はプラスチックなしにはなりたたない。これらのプラスチックの多くは、モノマーと呼ばれる小さな分子を一つずつ共有結合でつないでできた、ポリマーと呼ばれる巨大分子である。このモノマーをつなぐ過程(重合過程)において、適切な触媒を加えると、モノマーのつながり方を制御できる。たとえば、エチレンの重合の場合、高温高圧条件下で、無理やりモノマーどうしをぶつけてつなぐ重合法(ラジカル重合)では、枝分かれのある分子鎖のポリエチレンができる。これに対し、Ziegler(Nattaとともに1963年ノーベル化学賞受賞)が発見した触媒を使うと、加熱や加圧をしなくてもモノマーが重合し、まっすぐな鎖のポリエチレンができる。前者は透明で軟らかいビニール袋として使われ、後者はシャンプーのポリ容器など、ある程度の硬さが要求される用途に使われている。同じエチレンというモノマーをつないでも、そのつながり方で異なる物性が発現するわけである。
野崎教授は、このような触媒のもつ特性に着目し、さまざまな錯体触媒を独自に合成し、それらを用いた高分子重合系を開発することによって、数多くの有用物質の合成に道を開いた。たとえば、ポリエチレンやポリプロピレンは、炭素と水素だけからできた非極性モノマーから作られ、接着や着色が難しい。このため、それが容易な、酸素や窒素を含む極性モノマーを原料にしてつくることを考えた。そして、エチレンやプロピレンなどの非極性モノマーと、一酸化炭素やアクリル酸エステル、アクリロニトリルなどの極性モノマーとを合わせて重合させる新しい触媒を多数開発し、接着や着色などの加工が簡単にできるポリマーを作るのに成功した(2007)。また、その過程で、得られるポリマーの構造を精密に制御し、他の方法とは全く違う性質を持つポリマーの合成にも成功した。中でも、互いに鏡に映したものどうしの異性体(鏡像異性体)の一方だけをつくる、光学活性ポリマーの不斉重合という新しい分野を拓いたことは、国際的にも高く評価されている(2003)。生体系は鏡像異性体を異なる物質として認識するため、生体関連材料などの開発に当たっては、鏡像異性体を自在につくりわけることが今後ますます重要になると考えられる。
さらに、野崎教授は、現在、安価で豊富に存在する二酸化炭素を炭素資源として有効に利用する課題にも取り組んでいる(2003)。触媒をうまく使って二酸化炭素をエポキシドと共重合させ、利用価値の高いプラスチックを効率よく合成するプロジェクト「CO2を利用した高機能脂肪族ポリカーボネート樹脂の開発について」のリーダーも努める。事業化をめざすこのプロジェクトには4大学4企業が参加しており、化石資源の利用を減らす研究として期待されている。
野崎教授は、「必要なものだけをもちいて必要なものだけを作る」という21世紀型合成プロセスをめざしており、意欲的で独創性の高い研究業績は国際的に高く評価されている。

 

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