容易とは?/ ディック
[ 208] 「Winnyから情報漏えいを防ぐのは技術的に容易」--開発者の金子勇氏:ニュース - CNET Japan
[引用サイト] http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000056024,20104707,00.htm
ファイル交換ソフト「Winny」開発者の金子勇氏は5月2日に開催されたイベントの中で、相次ぐ情報漏えいを受けて、「Winnyネットワークからの情報漏えいを防ぐのは技術的に非常に容易」と説明した。アスキー主催の情報セキュリティセミナー「止めるぞ! 情報漏えい」で同氏が語っている。 「Upfolder.txtによって、設定されたフォルダ内のファイルが公開されることになる。しかし、アップフォルダ内のサブフォルダや隠しファイルは公開することはない。ただ、隠しフォルダは公開される。情報漏えいは、この隠しフォルダから起きているようだ」(金子氏) (3)について、「パッチの作成は開発者で行えないわけではない。わたし自身はバージョンアップができない状況にあるために、誰かにパッチを作ってほしいと思っている」と金子氏は語る。また、Winnyはバッファーオーバーフローの脆弱性を抱えていることから「そのほかの脆弱性対策を含めてどちらにせよパッチの適用は必要になっている。Winnyは2年以上放置状態にある」(金子氏)とも説明している。 このように、金子氏はWinnyを介した情報漏えいを技術的に防ぐことは容易であると説明する。しかし、金子氏はWinnyを経由して情報が漏えいすることについて「まず、企業や官庁など組織の外部へ重要な情報が持ち出され、そのあとで個人所有のPCなどに情報が蓄積される。そしてWinnyのアップフォルダから情報が検索可能、公開の状態になる。Winnyを経由して情報漏えいが起きるというのは、これらすべての過程を経た場合だけに限られる」と説明。 金子氏はこうしたことを前提に、情報を漏えいさせないためには「PCを共有しない、暗号化するなどして重要な情報を持ち出さないことが大切。またOSの設定やアンチウイルスソフトの導入などで漏えいウイルスに感染しないことも重要」という基本的な対応が最も必要だと語っている。 トラックバック一覧からリンクされているウェブページはこの記事にリンクしている第三者が作成したものです。内容や安全性について当社では一切保証できませんのでご注意下さい。 ファイル交換ソフト「Winny」開発者の金子勇氏は5月2日に開催されたイベントの中で、相次ぐ情報漏えいを受けて、「Winnyネットワークからの情報漏えいを防ぐのは技術的に非常に容易」と説明した。そもそも、大切な情報を個人が容易に持ち出し出来るような状況… ※サービス名をクリックするとこのページをブックマークできます。また、人数をクリックするとブックマークしている人やコメントを一覧できます。なお、サービスによってはログインが必要な場合があります。 分散化の進むオフィス環境においてファイル管理を効率化する方法 〜ファイル管理と移行のための最適なアプローチとは? HD DVDから撤退した東芝は減益となったがPC事業が好調。薄型テレビやPCを担う部門を収益の第3の柱にしていく。NECは課題だった携帯事業の黒字化を達成。今年度からソフトバンク向けに端末を供給することから、売上・出荷台数ともに大幅な成長を見込んでいる。 携帯音楽プレーヤー市場はアップルの一人勝ち状態が続いている。この状況は、これまでの携帯プレーヤーとはがらりと異なる革新性をもったデバイスの登場を待つしか、打ち破れないのではないだろうか。 ソニー、任天堂、マイクロソフトといったゲームコンソール機のメーカーは、これまでほぼ5年ごとのサイクルで新しい機種を投入してきた。しかし、これら3つのメーカーは次世代コンソール機については慎重な態度を示している。 マイクロソフト会長のB・ゲイツ氏は2008年7月に第一線の業務から離れて慈善事業に活動の中心を移す。ゲイツ氏が去った後のマイクロソフトは方向性を失ってしまうのだろうか。 モバイルソーシャルネットワークは有力なサービスであり、今後ソーシャルウェブに続いて軌道に乗ることが予測される。この記事では、有望な4つのモバイルソーシャルネットワークを紹介する。 消費行動に関する調査を実施した結果、女性は男性に比べ、商品によって消費パターンを使い分ける傾向が強いことが分かった。また、2、3年前に比べ、衝動買いをする消費者は約15ポイント減少したことも明らかになった。 インターネット上での情報収集に関する調査を実施したところ、男女別に見ると、男性は「比較サイト」、女性は「口コミ情報サイト」や「サンプル・トライアル商品」を利用する傾向が強いことが分かった。 以前のコラムでは、市場概況をリサーチする上で最低限意識しなくてはならない4つのポイントを説明した。今回は、リサーチに関する7つのテクニックをご紹介したい。 ディスコ全盛期の1970年代、パーソナルコンピュータは電子工作マニアのガレージから出て、オフィス、教室、一般家庭に入り込んだ。ここでは、1970年代のビンテージコンピュータの一部を紹介する。 NHKはこのほど、インターネット上におけるコンテンツ不正流通への対抗策として、フィンガープリント技術を用いた新たなコンテンツ保護技術を開発した。NHK放送技術研究所「技研公開」で展示している。 「画質」でも「記録メディア」でも、さらには「保存方法」でも選べる今シーズンのビデオカメラ。その機能と |
[ 209] 量子コンピューターにまた一歩、集積容易な「量子チップ」 | WIRED VISION
[引用サイト] http://wiredvision.jp/archives/200601/2006011301.html
ミシガン大学の科学者チームが、強力で超高速の新世代コンピューターの開発に大きく近づく可能性を秘めた新たな「量子マイクロチップ」を開発した。 トランジスターの代わりに個々のイオンを扱うことが、量子物理学を駆使し、現在最も強力なスーパーコンピューターにも勝る計算機を構築する鍵となる。 そこで、ミシガン大学のチームは、切手ほどの大きさの半導体チップ上に、帯電したイオンを個々に分離して保持し、その量子状態を操作可能にする「イオントラップ」と呼ばれる仕組みを組み込んだ。 元となる原子が余分な電子を持ったり、電子を失ったりすることで、イオンは正または負の電荷を帯びる。そのためイオンは量子システムの基本要素として好んで用いられる。 「電子を1個失ったカドミウム原子は電荷を帯びたイオンとなり、電場で制御可能となる」と、ミシガン大学物理学部の博士課程の学生で、この研究に参加したダニエル・スティック氏は説明する。 研究チームは、イオンを分離するために、電場を使ってイオントラップに閉じ込めた。レーザー光でイオンの自由電子のスピンを操作し、量子状態を切り替えることができる。 こうした量子力学の謎めいた特徴が、従来のコンピューターの2進数(ビット)に対する強力な優位性をキュービットに与えている。「量子重ね合わせ」(quantum superposition)として知られる、同時に2種類の量子状態を持つというキュービットの特性は、演算を指数関数的な速度で実行できるようになることを意味する。量子システムにキュービットが1つ加えられるごとに、演算能力は倍になるのだ。 ガリウム砒素(GaAs)を素材とするミシガン大学の新しいチップは、通常のマイクロチップ製造と同じマイクロリソグラフィ・プロセスで製造されるため、スケールアップや大量生産が容易に行なえる。 分子線エピタキシー法というプロセスを用いて、原子1個分の厚さの層を重ねてチップに成長させる方法もある。 完成したチップの中央には、極めて正確な寸法で用意された空間があり、そこをカンチレバー型の電極が取り巻いている(写真)。この空間を利用して、捕らえたイオンにレーザービームを当てたり、状態を観察したりすることが自由にできる。 捕まえるイオンは、気化したカドミウムにレーザーパルスを照射することで用意する。今回のプロジェクトのリーダー、ミシガン大学のクリストファー・モンロー教授(物理学)によると、捕らえられたイオンは、チップの電極が生み出す電場の中で浮遊する。 この量子チップで価値のある特徴として、プロジェクトの目的に応じてサイズを変えられることが挙げられる。「最終的な目的は10個のイオンを同時に捕らえられるチップを開発することだが、このチップが機能することを証明するのが第一の目標だ」とモンロー教授は語る。 いつの日にか、量子チップ内蔵のノートパソコンやデスクトップパソコンが登場してくるのだろうか? 少なくとも近いうちにはなさそうだ。量子システムは、シューティングゲーム『Doom』の最新版を動かすよりも、信頼性の高い暗号化や巨大データベース検索ではるかに力を発揮すると、研究者は考えている。 |
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