つながるとは?/ キャッシュワン
[ 405] ITmedia エンタープライズ:Blogで目指すべき「つながる」ことの意味――渡辺英輝氏
[引用サイト] http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0505/18/news001.html
オリジナリティのないBlogはすぐにでも陳腐化していく。Blogで重要なのは情報を発信することよりも、Blogの読者と「つながる」ことである。いま個人に留まらず企業でも注目されているBlogは、その特性と使い方を十分に加味して取り組むべき「マイメディア」なのだ。 Blogの登場によってインターネットは大きく変わった。Blogは「即時性」、「インタラクティブ性」、「アーカイブ能力」といったインターネットの特性を活用する術をより早く、より簡単に、より安価に万人に与えた。まさにインターネットに秘められたパワーがBlogによって引き出されたことによって、現在の「ブログブーム」が巻き起こっている。 ネット上に存在する大量のデータをユーザー自身が自由なキーワード(タグ)でもってラベルを追加する「タギング」という行為が流行っている。 誰でも簡単に始められるBlogは現代の情報過多社会において、情報をさらに過多状態にするツールなのである。 しかし、今後はフォークソノミー系ツールとの融合により情報の価値が引き出されやすくなることが大いに期待されている。自分のために何気なく書いたBlogの記事が、まったく知らない人の役に立ったというケースは現在でもあるが、今後フォークソノミーとの融合によってそういったケースはより増えていくだろう。 今後の個人Blogは、自分のためが皆のためになるような知識共有文化への発展を遂げることを是非期待したい。 Blogブームの影響で最近はこのような相談を受けることが多い。Blogを活用して何かを成し遂げたいと思っている人には、ひとつ認識しておいてほしいことがある。それは、オリジナリティのないBlogはすぐにでも陳腐化していくであろうということだ。 誰もが情報発信ができる時代だからこそ、独自の視点が重要になる。さらに、そこに誠意や親しみが感じられれば読者はファンになってくれる可能性が高い。誰が書いても同じような内容は心に響かないし、読者もそこに「つながる」はずがないのだ。Blogが通常のWebサイトよりもどこかリアルに近い感覚があるのはこのような理由からだろう。「ビジネスブログ」で成功を収めるためには、この「リアルに近い感覚」という点に注目すべきである。 『60分であなたもブランド戦略家』の著者、イドリス・ムーティ氏は、ブランドについてこう書いている。 読者とのつながりを大切にして「ビジネスブログ」を運営していくことにより、自然と信頼感や親近感は深まっていく。こうして時間をかけて深い関係性を生み出すことにより、ビジネスブログはブランディングツールとなり得るのだ。 ブランディングツールとしてのビジネスブログ展開例をひとつ考えてみよう。まず最初に自社製品やサービスについて書いてあるブログを「FeedBack」や「Livedoorの未来検索」などのBlog検索エンジンを使って探し出し、顧客の生の声を収集する。収集した顧客の声に対する反応を記事としてまとめ、トラックバックを使って顧客のBlogとつながることを試みる。そうして吸い上げた顧客の声をサービスや商品へ実際に反映していく経過をBlogで発信するのだ。 実際のところ、ここで挙げた展開例のように企業が積極的に個人とダイレクトにつながることを試みるには、いろいろと課題が多く、リスクも伴うためにハードルが高いのが現状だ。しかし、「マイメディア」時代が到来し、メディアのパワーバランスが個人へと徐々にシフトしつつあることを認識しなければならない。 企業は個人とダイレクトにコミュニケーションをとる最適な方法を「ビジネスブログ」を使って模索し始めるべきである。この新たなコミュニケーション方法を見出すこと、それこそが今後の「ビジネスブログ」の真価が問われる部分になるであろう。 個人でブログを運用するにしても、「ビジネスブログ」の場合でも目的は千差万別にある。すなわち、評価基準も目的の数だけ存在する。 民間からCIOとして長崎県庁に入り、8年目。「電子自治体化にかかるコストを大幅に削減せよ」というミッションを与えられ奮闘中だが、自らの経験をもとに、コスト削減に必要な「視点」について考えてみた。 プロシークは求職者を対象に実施したアンケート結果を発表した。コンサルタント、IT、クリエイティブ関連の求職者の50%以上がスカウトを活用していることが分かった。 アプリケーションに見るトラステッド・コンピューティング:ノートPCのデータを絶対に漏えいさせないために FOOキャンプで産声を上げたchumbyは、これまでの情報端末の姿を変える可能性を秘めている。何より、開発元がハッキングを推奨するといういい意味でGeekのためのデバイスとなっているのが素晴らしい。 1年前に投稿されたこの記事。「来年の今ごろになれば、Web2.0などは過去の出来事の1つに成り果てている可能性すらある」と述べられているが、現状と併せて読み進めてみると、幾分の真実が含まれている。 |
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